家探しを始める時の手順。まずはどこに家を買うのか。住みたい家を見つける方法

家探しを始める時の手順
1 家族で話し合って将来どのような暮らしがしたいのかイメージする
学校や保育園の近くが良いのか、間取りはどのくらいが良いのか、買い物をするのにスーパーが近くにあった方が良いとか、公園の場所、駐車場は何台止めれた方がいいのかなどの条件を決めましょう。
2 実際に建売住宅を検索してみる
周辺の建売住宅はどのくらいの相場なのか。自分たちで決めた条件だと予算は大丈夫か。全ての条件に当てはまる住宅は中々見つかりません。大体のエリアを絞ったら、ある程度妥協できるところは妥協した条件で検索していきましょう。SUUMO、Yahoo不動産のサイトで簡単に検索することができます。
3 内覧してみる
実際に住宅を見てみましょう。ネット見るのとまた違ったイメージが湧くと思います。また検索した際に予約を取ってから内覧すればスムーズに案内してもらうことができます。実際の支払いなどを掲載したパンフレットなどをもらって現実的な建売住宅購入のイメージをつけてください。
4 複数の建売住宅を比較する
複数の住宅物件を内覧した後に実際の生活をイメージしてどの物件を購入するのか決定しましょう。あまりにも慎重になりすぎると他の人に取られてしまいます。かといってそう簡単には決められないのが住宅購入です。相場や自分たちの条件にマッチしたものをピックアップしていきます。しばらく物件を内覧していると、この物件が比較的良いと感じる物件に巡り合える時が来るはずです。
家探し、家族で話し合って将来どのような家に住みたいのかイメージする
まずはどこに家を建てたいのか、どのような条件の家が欲しいのかをある程度イメージすることから始めましょう。実際そこに住む家族で話し合いをして決めていきます。
1 住みたいエリア、条件を決める
住宅を購入するにしてもどこに家を購入するのか。価格はどのくらいなのか。玄関にチラシがたまに入っているけど、いざ自分が買うと言っても初めてなので全くイメージが付きません。
まずはどこに家が欲しいのか大体エリアと条件を決めると効率が上がります。物件探しも時間がかかりますので、条件に合う物件のみ内覧して効率良く建売住宅を探していきましょう。欲しい物件のエリアや条件は例えばこちらになります。
エリア決定のポイント
・治安の良い場所
・もともと住んでいたところ
・小学校の学区が変わらないところ
・ハザードマップをみて、安全なところ
・駅、スーパーの近く
・職場の近く
今住んでいるところであれば周辺の環境が大体わかると思います。しかし、少し離れてしまうとイメージが付きにくいので、周辺に住んでいる人に聞いたり、実際に見に行って調べる必要があります。また、今は不便と感じなくても将来はどうなるのかわかりません。土地は動かすことができないので、未来の生活をイメージしながら土地選びをすると後悔しにくくなります。
どのような要素が重要なのか説明していきます。
場所は?
東京都内で駅から15分以内、電車でお互いの職場まで1時間以内で通勤できる場所

ママ
条件は?
3階建てはNG。収納がたくさんあって、一つ和室がある家

ママ

パパ
色々な住居環境の条件、メリット・デメリット
次に周囲の環境、利便性、日当たり、交通の便、治安が良いことなど、基本的な条件で場所探しをします。
すべての条件が揃えば良いのですが、中々見つけられませんので、これだけは譲れないと思う条件を決めておくと良いでしょう。また、治安や周辺環境などは実際に住み始めると想像と違うこともあります。
また、近くのスーパーがなくなってしまった。南側にマンションが建ってしまったなどといったこともあります。言ってみれば切りがありません。
日当たりが良い
メリット
洗濯物が乾きやすい、冬場は暖かい
デメリット
夏場は暑い
一番のメリットは洗濯物が乾きやすい、冬は暖かい等のメリットがあるということ。
その反面、暑い夏場はカーテンを閉めないと暑いなどのデメリットあります。カーテンを開けて窓際に寝ていたら半分だけ日焼けしたなんてことも・・・。
交通の便が良い
メリット
移動が便利、周辺が栄えている、車、駐車場が必要ない
デメリット
治安が不安、人がたくさんいる、自然が少ない、周辺の駐車場が高い
交通の便が良いということはどこか出かける時も便利ですし、周辺が栄えているので買い物にも困らないのではと思います。
車、駐車場が必要ないのでその分家を広くできるメリットがあります。
デメリットとしては人が多く集まるので治安が心配されたり、駐車場がない場合は来客時の駐車場所に困ることがあげられます。
学校が近い
メリット
登下校が安心、忘れ物をすぐに取りに帰れる、行事に徒歩で行ける、朝の時間に余裕ができる、避難場所が近くにある
デメリット
子供の声、チャイムの音が気になる、登下校時、友達とすぐに分かれる、学校行事に呼ばれやすくなる
私も子供の頃、学校に近い友達が少し羨ましかったのですが、子供目線で言うと忘れ物があってもすぐに取りに行ける、朝の時間に余裕ができるなどのメリットがあります。
親からしても学校行事に徒歩で行けますし楽です。中には子供の声やチャイムが気になる方もいると思います。
スーパーが近い、飲食店が近い
メリット
頻繁に買い物に行ける(新鮮なものを安く購入できる)、資源ごみを回収してもらえる
デメリット
周りの道が混む、なくなる可能性がある
スーパーが近いのは結構なメリットだと感じています。何か足りない食材があればすぐに買いに行けるし、魚や野菜は小まめに買ことによってその日のお勧め品を安く、鮮度のいいものを毎日手に入れることができます。
また、資源ごみの回収を行っているところもありますので、トレーやペットボトル等溜まったらすぐに捨てに行けます。
デメリットとしては土日には周辺道路が混む、また将来ずっとあるかどうかわからないリスクがあることがあげられます。
職場に近い
メリット
通勤時間が短くなる、プライベートの時間が増える、災害時すぐに帰宅できる、終電がない
デメリット
交通費が支給されない、ONとOFFの切り替えができない、自由な時間が増えるため、交際費が増える
職場に近いメリットはプライベートの時間が増えることでしょう、都心の方は満員電車に乗らずに爽やかに健康的に自転車通勤なんてことができます。
災害時には電車が止まりタクシーやバス乗り場が混むことが予想されますが、そんな時もすぐに帰宅することができます。
デメリットとしては、少しの外出でも気が抜けないところでしょうか。ちょっとコンビニへ行こうとしても職場の人に会う可能性があります。また、自由な時間が増えるため、交際費が増える可能性があります。
逆に家に直ぐ帰って、家族で食事をすれば逆に食費を節約することができます。
妻の実家に近い
メリット
子供が風を引いたときに仕事を休まなくてよくなる、ストレスが溜まったら実家に帰れる
デメリット
距離が近すぎると付き合いが面倒になる時がある
妻の実家に近いメリットは子供の急病や育児、家事に疲れた時に親に頼れることです。旦那に対するストレスが溜まった時も実家に緊急避難して、しばらくしてから自宅に戻ることもできます。
そうすれば、夫婦仲も良くなるのではないでしょうか。
デメリットとしてあげるとすれば親戚や近所の方との付き合いが面倒になることをあげます。これは人それぞれですが、親戚が突然訪問してきたり、家族の行事を断りにくくなるかもしれません。
適度な距離感を保ちたい人にとっては窮屈に感じるかもしれません。
家の前の道が広い
メリット
車の出入りがしやすい、家の前で遊びやすい、日当たりが良い
デメリット
車通りが多い(抜け道)、人通りが多い、路上駐車が多い
希望する道幅は6M以上が多いようです。幅が狭くても歩道がしっかりと整備されていたり、スクールゾーンなどで通学路の安全が確保されていれば良いのですが、歩行者と車がぎりぎりすれ違えるような道だと危険だと感じます。
毎日車を使う人にとって駐車のしやすさは重要ですよね。ある程度の広さがあればそこの道を使う人は増えるでしょう。路上駐車も多くなります。

最低限の条件、浸水や津波、土砂災害などの被害を受けにくいこと
家を購入する方にとってはあまり考えたくないことかもしれませんが、家族で安心して暮らしていくためには災害が起きにくい場所を選ぶ必要があります。雨が降る度に浸水の被害が心配になる、地震で液状化してしまうようでは一生涯安心して暮らしていくことができません。
記録的な雨が降っても浸水しないこと
大雨が降っても浸水しない土地、土砂災害が起きにくい土地、津波が来ない土地、その地区のハザードマップなどを見てみると過去に浸水したことのある土地か、将来浸水する可能性がある土地なのかが分かります。仲介業者に頼めば資料をもってきてもらえますので参考にしてください。その地区の市役所などでも入手することができますし、ネットで検索することもできますので参考にしてください。また、浸水する場所であっても、あらかじめ家自体を0.5M程上げて建てていることもあります。
地震が来ても倒壊しないこと
過去の地図を見てみると昔「埋め立て地」か「田畑であった」などであれば地盤が弱い可能性があります。現在の建売住宅は「住宅性能表示制度」の耐震等級3の家が多くなっています。これは数百年に1度発生する地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊しない程度と基準が定められています。また、10年以内に地震の被害があった場合には売主が保証してくれます。しかし、耐震に優れていても液状化現象で家が傾いてしまう可能性もありますので元々の地盤の強さはとても重要であると言えます。

レビュー・場所選びをする際は近くに山、川、池がないことを条件に探しました。
・最近の災害をみて、周りより少し高い土地を選びました。
・少し前に液状化の問題があったので、埋め立て地以外で考えました
・多少低い土地でも近くにすぐ避難できる場所があればよいと思い購入しました。周りの利便性と値段を天秤にかけてここがいいと決めました。
家の広さの基準は。どのくらいが適切か
3人家族であればどのくらいの広さ、間取りが必要でしょうか。家の広さの基準は家族の人数、年齢、用途等で変わってきますが、厚生労働省の資料がありますので参考にしてください。(下表)
『出典』:厚生労働省 住生活基本計画における居住面積水準
厚生労働省の面積基準を元に解説いたします。赤で囲っている部分は「都市型」青で囲っている部分は「3人家族」を表しています。
おおよそ大人一人当たり20㎡以上の広さとトイレや洗面所、キッチン等の共同スペースが15㎡あると望ましいと言われています。都市部で大人3人家族の場合、20㎡×3で60㎡、それに15㎡の共同スペースで計75㎡になります。
ただし、お子さんの年齢により計算方法が変わります。子供が小さいときは60~70㎡ぐらいが目安だったのが、小学生になったら70~80㎡ぐらいの広さが目安になります。賃貸であれば、その時々で広さを選べますが、持ち家になるとそうはいきません。
将来の生活をイメージして必要な広さをイメージしてくださいね。
間取り | ㎡ | 人数 |
1LDK | 40~55 | 1人~2人 |
2LDK | 55~75 | 2人~3人 |
3LDK | 75~100 | 3人~4人 |
4LDK | 95~125 | 4人~5人 |
5LDK | 115~150 | 5人~6人 |
1 家族で話し合って将来どのような暮らしがしたいのかイメージする(まとめ)
お忙しい方もいらっしゃるとは思いますが、将来どのような家に住みたいのか家族で話し合ってイメージをふくらませてください。
便利かどうかは人それぞれ感じ方が違います。既に学校に通っているお子さんがいる家庭では同じ校区での家探し、夫婦でお仕事をされている方はお互いの職場の中間など何が便利かは変わります。
内覧する前にある程度ご家族で譲れない条件を決めておいて、それに合った条件で物件探しを始めると効率よく家探しができると思います。

次は実際に建売住宅を検索してみましょう
物件検索 住みたい家を見つける方法
住宅が欲しい場所が決まったら、実際にそのエリアにどんな家があるのか検索してみましょう。ネットで検索をすると「駅から15分で4000万だと4LDKぐらいかな。」と探している価格帯で住宅の大体の広さがわかるようになります。
いくつかyahoo不動産、at home、など物件を検索するサイトはいくつかありますが、ここではSUUMOのサイトの検索方法を紹介していきます。
物件検索の手順1 家を検索する
2 良さそうな家を見つけて内覧する
3 いくつか候補を絞る
4 候補の中から欲しい家1つ決める
物件検索サイトで欲しい家をみつけて内覧して、候補を絞っていきます。その中から最終的に欲しい家を決めるといった流れになります。
次の記事はこちら
エリア決めや条件を決めきれない方。もちろん住宅を購入するのは初めてという方が大半かと思います。実際に住宅を購入した方のリアルな体験談を集めました。住宅ローンの金利、月々の返済額や住んでみて良かったこと、逆にもう少しこうしておけば良かったこと等、様々です。是非参考にしてください。
建売住宅の購入諸費用を節約するための方法
建売住宅購入navi
通常より5~10%お得に建売住宅を購入する手順をご紹介しています。1番から順にご覧ください↓